東京の歌舞伎座・新橋演舞場、国立劇場、大阪松竹座・京都南座など全国で行われる歌舞伎公演を鑑賞するツアーのご案内です。
興味はあるけど自分でチケットを手配して行くのは難しい・・・という方にもおすすめです。

江戸時代から人々を魅了し続け、世界に誇る日本の伝統文化・伝統芸能「歌舞伎」。
少し敷居が高く感じる歌舞伎ですが、歌舞伎のことを知り、歌舞伎に興味をもたれたら、
ぜひツアーに参加して歌舞伎を観にいきませんか?
〜歌舞伎の魅力〜
歌舞伎を成り立たせているのは、芝居、踊り、音楽。この3要素で楽しませることを追求し、一つの総合芸術にまで磨き上げてきました。面白いものを貪欲に取り込み、楽しませるための工夫や努力を重ねた結果が、歌舞伎を多彩なものにしました。江戸と上方(京都大坂)を中心に、各時代の観客の趣味嗜好を反映し、名優、名作家たちの活躍で新しいレパートリーを増やしながら今日の歌舞伎に至りました。
主な公演会場
場所 |
東京 |
東京 |
東京 |
大阪 |
京都 |
劇場 |
歌舞伎座 |
新橋演舞場 |
国立劇場 |
大阪松竹座 |
南座 |
そのほか全国で行われます
定式幕について
歌舞伎の舞台では演目や場面によって様々の幕が使われますが、定式幕は芝居の幕開きと終幕に使われています。「定式」とは「常に使われるもの」という意味です。
江戸森田座/守田座の定式幕(黒-柿色-萌葱)現在は歌舞伎座や京都南座が使用している。
江戸市村座の定式幕(黒-萌葱-柿色)
現在は国立劇場や大阪新歌舞伎座が使用している。中村座の白を萌葱に。
江戸中村座の定式幕(黒-白-柿色)
現在は平成中村座が使用している。
舞台の花道
南座をはじめ歌舞伎公演を行う劇場は寸法こそ違え、内部の構造はすべて共通しています。ミュージカルや西洋演劇などを上演する劇場と違うのは舞台の下手(舞台に向かって左側)から観客席の方へ「花道(はなみち)」が一直線に通っていることです。
花道は役者の出入りに使われ、時には道路であったり、大きな屋敷の中の長廊下になったりします。花道の突き当たりには揚幕(あげまく)があり、舞台から3、揚幕から7のところを「七三(しちさん)」といって、主役を演じる役者が大きく見えを切ったり、喜んだり、悲しんだりする際に思い入れのポーズをして、観客の拍手喝さいを受けるところです。
よくあるご質問
はじめての歌舞伎鑑賞には、いろいろと気になることもあるかと思います。
歌舞伎鑑賞前に「よくあるご質問」事項をまとめてみました。
- Q はじめての歌舞伎ですが、何かマナーはありますか?
- 約束事はありませんが、気持ちよく歌舞伎を観るためにお願い事があります。
・上演中はお静かにお願いします。
・前のめりになると、後ろの席の人が見えにくくなるのでやめましょう。
- Q どんな服装でいけばよいのですか?
- 服装の決まりは特にありませんので、街でショッピングをしたり、友達と会ったり、ほかのお芝居を見るときと同じく、一般的な服装で問題ありません。
- Q 撮影・録音は可能ですか?
- 舞台の撮影・録音は禁止されています。
- Q 休憩時間はありますか?
- 劇場にいる時間が長い歌舞伎ですが休憩時間もあります。ちなみに、休憩時間のことを「幕間(まくあい)」と言います。幕間の時間は長い30分程度と短い15分程度のものが公演により複数入ります。
- Q 歌舞伎は難しいと言われますが、解消する方法はありますか?
- 各劇場にイヤホンガイド®があります。開演前に貸出所で借りることが出来、あらすじ、時代背景などがタイミング良く聞こえてきます。(700円前後)
- Q 食物の持ち込みは出来ますか?
- お弁当を外から持ち込むこともできますし、劇場内の食事処や売店を利用することも可能です。
歌舞伎座なら地下2階(劇場外)のやぐらやドリンクコーナーではお弁当の販売もあり、買ってきて座席で食べることもできます。但し、開演中はお控え下さい。