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巡礼の旅

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古くから日本人が親しんできた、霊場を訪ね歩く巡礼の旅。これまでに霊場を巡ったお遍路さんの数はいったいどれくらいになるのでしょう。
聖地を巡りながら、人情の厚さに涙したり、自分の弱さを痛感したり。その世界に触れれば必ず″何か″が感じ取れるという「心の旅」。
功徳を積み、仏心に触れ、自らを高める。自分と向き合うにも絶好の旅路です。

巡礼とは

四国お遍路について

四国お遍路について

四国八十八ヶ所霊場とは、真言宗の開祖・弘法大師ゆかりの88の札所(零場寺院)のこと。札所は四国をほぼ一周するように点在しており、「遍路」は海岸沿いの道を指す「辺路(へじ)」に由来するといわれています。
八十八ヶ所の順番は、阿波(徳島県)の第1番・霊山寺(りょうぜんじ)から始まり、四国を右回りに、土佐(高知県)、伊予(愛媛県)を経て、讃岐(香川県)の第88番・大窪寺(おおくぼじ)へ至ります。この四つの国(県)を仏教修行の段階にあてはめて、阿波を「発心(ほっしん)道場」、土佐を「修行の道場」、伊予を「菩提の道場」、讃岐を「涅槃(ねはん)の道場」と呼ばれております。
四国八十八か寺の道のりは全行程約1400km。徒歩で回れば50〜60日はかかる長い道のりですが、今では癒やし、自分さがしの旅として、宗派を問わず幅広い年齢層に人気があります。

観音巡礼について

観音巡礼について

観音菩薩を本尊とする巡礼が観音巡礼で、全国には数百のコースがあり、代表的なものは、秩父、坂東、西国の札所です。観音菩薩は正しくは「観世音菩薩」または「観自在菩薩」といい、すべての人々(世)をよく観て(観)救いを求める声(音)を聞き、自在に救ってくれるという如来観に由来します。中でも最も歴史が古いのは西国で、それにならって誕生したのが坂東。後に庶民によってにぎわったのが秩父となり、西国33ヶ寺、坂東33ヶ寺、秩父34ヶ寺をすべて巡ると「百観音めぐり」となります。
また、観音札所の巡拝を結願したら、その御礼として信州の善光寺を参拝することが習わしとなっています。

札所について

札所とは霊場寺院のこと。かつて巡拝の際に、住所氏名や願いごとを記した木製や金属製の札を寺に納めたことに由来します。札(納札(おさめふだ))は寺院の柱などに打ち付けたことから札所を参拝することを「打つ」といいます(ただし、現在打ちつける行為は禁止されています)。

お納経(のうきょう)と納経帳

お納経(のうきょう)と納経帳

各札所でご本尊とお大師さまにお経(写経もしくは読経)を奉納したあとに納経帳に墨書とご宝印(ご朱印)をいただくことをお納経といいます。参拝せず、スタンプラリーのようにお納経だけいただくのは遍路修行から外れた行為です。ただし、お納経受付の締め切り時間が迫っている場合は、納経所に断ったうえで、先にいただいてから参拝してもよいでしょう。納経帳はそれ自体がお守りであるから、常に丁重に扱いましょう。2回目以降は、同じ納経帳にご宝印(ご朱印)だけを押す「重ね印」を頂戴するのが一般的です。

巡礼のマナー

札所は地元の檀家信徒に守られてきた信仰の場でもあります。日々お参りし、境内の掃除などをしていらっしゃる地元の方々の気持ちを大事にしよう。境内でゴミを捨てたり、大声で談笑したりなどの行為は慎みましょう。

お寺での巡礼作法
  • 山門

    まず最初に、山門(仁王門)の前で本堂に向かって一礼して境内へ。

  • 水屋

    手水(ちょうず)を使って手と口をすすぎ清める。また、輪袈裟を掛けたり、数珠を準備する。

  • 鐘楼

    鐘をつく。参拝後につくのは「戻り鐘」といい縁起が悪いとされています。

  • 本堂

    納札箱に納札や写経を納める。灯明、線香をあげ、お賽銭を納めたら合掌の後、読経する。本堂では般若心経をはじめ、ご本堂の真言や御宝号などを順序よくていねいに唱えるのが普通ですが、心をこめ、ただ手を合わせるだけでもよいのです。読経の順序へ

  • (四国巡礼の場合)大師堂

    ご本尊、弘法大師を念じ読経。本堂と同様に参拝する。

  • (観音巡礼の場合)観音堂

    不動堂、大師堂、地蔵堂などがある場合は諸堂へも参拝。

  • 納経所

    納経帖にご朱印をもらう。(有料)

  • 山門

    山門を出るときは振り返り一礼する。

読経の順序
  • 合掌礼拝

    胸の前で合掌し三礼しながら、「うやうやしく み仏を礼拝したてまつる」と唱える。

  • 開経偈(かいぎょうげ)を唱和

  • 般若心経(一巻)を唱和

  • 観音巡礼では延命十句観音経を唱和

  • 各札所の御本尊真言を唱和

  • 光明真言・ご詠歌を唱和

  • 四国巡礼では御宝号(南無大師遍照金剛)を3回唱和

  • 回向文を唱和

  • 「ありがとうございました」と述べ、合掌一礼する

巡礼のマナー

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巡拝姿

お遍路のスタイルと持ちもの

下記のような菅笠(すげがさ)をかぶり、白装束(しろしょうぞく)に輪袈娑(わげさ)をかけ、手に金剛杖(こんごうづえ)を持つのが基本的なスタイルです。簡略する場合は洋服の上に白衣(はくえ)と輪袈娑を着け、ズボンはトレーニングパンツ、靴はスニーカーでもかまいませんが、色は白が良いでしょう。金剛杖はお大師さまの分身とされ、歩行する際の助けとなるばかりでなく精神的な支えにもなるのでお勧めします。装束を整えることで、遍路修行に対する心構えも違ってくるものです。
これら巡拝用品は各札所にて売られているところもあり、必要に応じて適宜そろえることもできます。

巡礼の装い例
菅笠(すげがさ)
日除けや雨具などにも役立つ。帽子と違い、笠をかぶったまま礼拝し、お堂の前や僧の前でも笠をとらなくてよい。
白衣(びゃくえ)と笈摺(おいずる)
昔、お遍路に出た高貴な僧侶が、背中に背負った仏像の笈(おい)に、自らの俗な体が触れないように着たものが始まりで、お遍路の正式な上着。袖があるものを白衣、袖がないものを笈摺(おいずる)といい、四国札所では「南無大師遍照金剛」、観音札所では「南無観世音菩薩」と背中に書かれている。道中衣とご宝印用判衣の2着を用意する人もいます。
輪袈裟(わげさ)
僧侶の法衣を簡素化したもので、礼拝の正装具。白衣の上に首から下げる。手洗いなど不浄のところに立ち入る際は取り外す。
数珠
最も身近な仏具です。これを持って仏様に手を合わせれば、煩悩が消滅し、功徳を得られるといわれている。
頭陀袋(ずだぶくろ)
納経帳や納め札、ロウソク、線香のほか頻繁に使うものを入れる。
金剛杖(こんごうづえ)
弘法大師の分身として大切に護持する杖。弘法大師と同行二人で聖地を踏み、大師の御加護で無事に礼拝できると伝えられている。宿に着いたら一番に洗い浄める。

巡拝用品

特に決まりはありませんが、近頃では洋服の上に白衣を付け、輪袈裟・菅笠・金剛杖のみの簡略化したスタイルが多くなっています。正式な巡拝スタイルに用いるお遍路グッズをご紹介します。

納経帳

  • 四国
  • 観音

納経帳

札所での礼拝、読経を終えてからご朱印をいただく冊子。お遍路が来世の旅路に持参するものとされ、一度購入すると、その納経帳を一生使用し重ね印してゆく。

納め札

  • 四国
  • 観音

納め札

巡拝の証として本堂と大師堂の納札箱にそれぞれ奉納します。札には自分の住所、名前を書いて納める。
四国遍路の場合は巡拝回数によって6種類の札色があり、1回〜白札、5回〜緑札、8回〜赤札、25回〜銀札、50回〜金札、100回〜錦札となる。道中、お接待を受けた場合もお礼として納め札を相手に渡す。

白衣(はくえ、びゃくえ)

  • 四国
  • 観音

白衣(はくえ、びゃくえ)

巡礼の正装で、普段着に白衣を羽織るのが定番になっています。
道中自身が羽織る用と、納経帳同様に各札所の御朱印をいただく用、二着用意する方が多いです。

納経軸

  • 四国
  • 観音

納経軸

満願の後は各自で表装などして家宝となります。

御影(おすがた・おみえ)保存帳

  • 四国

御影(おすがた・おみえ)保存帳

納経時に頂戴するのが御影である。これはその札所のご本尊の姿を写したもので、ご本尊の分身とされるため、大切に御影を並べて保管するための保存帳。

経本(きょうほん)

  • 四国
  • 観音

経本(きょうほん)

各札所のご本尊さまにお経を奉納するために経本は欠かせません。
普段お使いの経本があれば忘れずにお持ちになってお参りをしましょう。

  • 四国…四国八十八ヶ所で必須

  • 観音…観音めぐりで必須

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